大阪の今里という場所で1号店を
オープンしましたが、
よく「なぜ今里?」と聞かれます。
まず土地勘があった事が最初のきっかけですが
オープン前に大阪の乗降客数上位100駅ほどの
昼夜間人口と飲食店数を調べました。
※当時は無料で見れるサイトがあったのですが
今は見れなくなりました。
昼夜間人口を飲食店数で割ると、1店舗あたりの
人口が出るため需給バランスが大体わかる
のですが十三と同じぐらいの数字でした。
※当然、商圏の質が異なる事は考慮必要。
また、牛丼屋といったチェーン店も多かった事も
決め手の一つでした。
ナショナルチェーンの出店条件に合致するエリア
というだけである程度の商圏ボリュームがあると。
ただ夜間人口比率が高く、新規流入が少ない
エリアのためリピーターが付かなければ
短命に終わるリスクがある。
そしてたまたま自転車で通った店で
「閉店のためボトルキープ取りに来てください」
という張り紙があったのでそのまま店に入って
不動産屋を繋いでいただき物件を決めました。
経歴はどうあれ新規開業者で優良物件から
スタート出来るほど甘くないため、
上記の商圏条件を踏まえた上で
今里の路地裏でオープンをしました。
オープンして数ヶ月経ち、
良い立ち上がりでしたが
前職の後輩がインフルエンサーの紹介業を
していた事もあって軽い気持ちで後輩に
お願いしてみると大バズりをしました。
大バズりを経験しGW明けから売上が
落ちてきたため、
もう一度紹介してもらいましたが
今度は大はずししました。
人員も揃えて臨みましたが
結果的に大きく外した事で
赤字を出してしまいました。
創業して1年も経っていない状況で
売上の乱高下を経験し、
冷や汗をかいたのを今でも覚えています。
そこから売上が中々上がりきらない中、
いろんな店を見に行きましたが
そこで感じた事は「味、全部一緒やな」でした。
SNS映え先行で冷凍食品をお洒落な皿に
綺麗に盛り付けている商品が多いように感じた。
これ、ウチのお客様も同じ事を感じているんじゃないかと。
そしてそれからまずは既製品をやめました。
そして鮮魚の取り扱いを始めました。
商品を年間100品(ドリンク含む)変更すると
決めて取り組んだ結果、
リピート率が25%⇨40%台まであがり、
売上と利益が安定し始めました。
そして2024年の3月には前年大バズりした際の
売上には及びませんでしたが、利益額では
大きく更新。
また口コミやアンケートも料理に関する
肯定的な内容が多くあり、リピート率は
40%台から60%台まで伸びました。
僕らはこの経験で大きな学びがありました。
売上=客数×客単価
で決まりますが、もっと分解すると
商圏人口×認知率×来店率×来店頻度×
単品平均単価×購買点数
になろうかと思います。
商圏人口は
1次商圏:住んでいたり働いていたり、
その街に直接関わる商圏
2次商圏:わざわざその街に出向く商圏
3次商圏:県外やインバウンド
と定義すると、
インフルエンサーでバズった時にご来店
いただいたお客様はほぼ2次3次商圏であり、
その街に直接関わる商圏でないため
リピート率が上がらない。
1次商圏に絞って認知と来店率と
来店頻度を高める事だけを
考えて行動した結果、
安定した運営が出来るようになりました。
ある意味集客における自分たちの
勝ちパターンを見出せましたが
お客様の選択肢(Google、各グルメサイト、各SNS等)が多様化する時代にあって、
集客の打ち手を常にアップデートしていかないといけない危機感ももっています。
とはいえ時代は変われど、
ど真ん中は
ご来店いただいたお客様に再度ご来店いただく事。
周りの方々に話したくなるような顧客体験を積み上げること。
ここに全てのメンバーが向き合って営業をしていく事こそが大切だと日々感じます。
